IoTの活用 第1回

IoTが実現する新たな成長
インダストリアルIoT(IIoT)ソフトウェアプラットフォームとは…


IoTが実現する新たな成長
インダストリアルIoT(IIoT)プラットフォームとは

企業はインダストリアルIoT(Industrial Internet of Things: IIoT)を活用することで、オペレーション効率を改善するだけでなく、収益の向上、イノベーションの促進、ワークフォースの変革が可能となります。つまり、IoTの活用は、企業の新たな成長の実現を推進します。

アクセンチュア社では、インダストリアルIoT活用の有効なアプローチとして以下の3つを挙げています。
  1. 生産拡大とハイブリッド・ビジネス・モデルの創出による大幅な収益増
  2. インテリジェント・テクノロジー(知能技術)を活用した画期的なイノベーションの促進
  3. IIoTに適したワークフォース(労働力)の変革

企業に新たな成長を創出すべくIoTを実現するためには、膨大なIoTデータを収集、蓄積して、サービス化する基盤「IoTプラットフォーム」が重要です。
Forrester社では、インダストリアルIoTソフトウェアプラットフォーム(以下、IIoTプラットフォーム)を以下のように定義しています。
“産業分野にて、スマートデバイス・インフラに接続して管理し、オペレーションデータとコントールをビジネスプロセスに統合する、ソフトウェアソリューション”


また、同社ではIIoTプラットフォームについて、以下の5つのカテゴリに機能を分類しています。

  1. Connect
  2. 産業機械とデジタルシステム間のリンクを作成する。
    IIoTプラットフォームは、何百万また数十億のデバイス(ノード)に拡張する可能性があるため、低消費電力、低帯域幅を達成するために、軽量通信プロトコルをサポートしていることが重要となります。
    例えば、Sigfoxは、狭帯域無線通信を提供しており、独自のネットワークを展開しています。関連するその他の接続オプションには、Bluetooth、LTE、Wi-Fiなどがあります。


  3. Secure
  4. IoTデバイスとデータを攻撃から守る。
    IoTデバイスは、企業の業務や顧客に関するセンシティブな情報を生成し、専用プロトコルを使用して、そのデータをローカルゲートウェイ及びインターネットへ送信します。
    IIoTプラットフォームには、デバイス証明、ネットワーク接続、ソフトウェアアップグレード、認証、アイデンティティとアクセス管理、データ損失防止を保証するセキュリティコンポーネントが組み込まれています。


  5. Manage
  6. IoTデバイスのプロビジョニング、メンテナンス、オペレーションをコントロールする。
    インダストリアルIoTでは、数千、数万のIoTデバイスを接続し、圧力、温度、振動などの情報を取得します。
    IIoTプラットフォームにより、技術担当者による、接続されたIoTデバイスの設定、プロビジョニングの作業プロセスを効率化します。
    IIoTプラットフォームは、接続されたデバイスやソフトウェアに関する、モニタリング、テスト、アップデート、トラブルシューティングをサポートする幅広い機能を提供します。


  7. Analyze
  8. データをタイムリーに、適切なインサイトやアクションへと変換する。
    高度な分析は、IIoTプラットフォームの重要な機能カテゴリになっています。
    リアルタイムでデータを監視し、データフィルタリング、ストリーミングデータ分析を行うだけでなく、取得した情報から隠されたパターンやインサイトを抽出する高度な分析をします。


  9. Build
  10. アプリケーションを作成し、基幹システムと統合する。
    関連するビジネスプロセスとアプリケーションをサポートするための、ソフトウェアの統合とAPIが重要です。
    IIoTプラットフォームにより、開発者は、特定のIoT接続やセキュリティなどに関するコード、ビジネスルール、データ管理機能を簡単に作成することができます。
    IIoTプラットフォームは、開発者に幅広いAPIやソフトウェア開発キット、開発ツールを提供することにより、業界固有あるいは技術固有のデータ要素とデータモデルを使用可能なフォーマットに変換することもできます。

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