導入事例

ジャパンベストレスキューシステム株式会社 様


生活サポートサービスの会員管理(CRM)と販売管理(ERP)システムの刷新

ジャパンベストレスキューシステム株式会社(JBR, https://www.jbr.co.jp/)は、名古屋市に本社を置く、総合生活トラブル解決の会員サービスを全国展開する会社様です。東証一部上場、21年度の連結売上約135億円、従業員数約340名の会社様です。 顧客管理(CRM)と販売管理(ERP)システムの刷新をすべく、CSOneを採用いただきました。

1,500万件超データを扱う基幹システム

JBR様が手掛ける総合生活トラブル解決サービスは、データ件数や求められる機能が損害保険会社の顧客管理システム・基幹システムに近いと考えられます。 会員制を採用するJBR様のビジネスに求められる機能は、概ね以下の通りです。

1. 会員管理
・新規顧客の入会登録
・更新案内、更新登録
・会員解約
・会費分割計上

2. 販売管理
・サービス依頼の登録
・サービス依頼に対する料金計算(対得意先・対パートナー店)

3. 債権債務管理
・請求書発行
・相殺
・入金消込(IB、コンビニ、ゆうちょ)
・支払

CSOneの管理対象となった領域は、大きく不動産領域・会員領域・駆けつけ領域・リペア領域の4領域で、有効会員数150万人、月間受付件数5万件に上ります。 150万人の会員様のデータ管理に加え、年額会員の会費分割計上、会員流入元である各種代理店や協力業者への支払、そして顧客への請求書発行を行うシステムは、データ件数が1,500万件を超えるテーブルもあり、システムに対する入念な設計と繊細なチューニングが必要になります。
また24/365でシステムを稼働させつつ、複数システムとの連携も半リアルタイムで行う関係上、大量データが複数トランザクションから更新されるが故、厳格にデータの整合性を担保する必要があります。
B to Bビジネスのシステム導入では考えられないようなシステム内部の問題に、当社も幾度かぶつかりましたが、一つ一つ解決し、1,500万件を超えるデータが適正に運用されています。

基幹システム刷新で解決した業務課題

基幹システム刷新において、旧システム下で抱えていた以下の問題を解決するに至りました。

1) 会員データ一元管理
サービス領域別に複数システムで管理されていた会員データをCSOneで一元管理することとなりました。複数の会員種別で契約をお持ちで同一人物というケースもありえます。そのため、会員種別・氏名・住所等の情報による名寄せ・重複チェックを既存システムから更に強化するとともに、半角全角や特殊文字の自動補正といった機能も盛り込みました。
150万人の会員データに対する重複チェックは、システムのパフォーマンスを最大限考慮するポイントでもありました。

2) 仕訳・相殺・入金消込の自動化
150万人の会員データから発生する会費の前受計上と、年額会員の場合の月割り計上は、システム支援無しで実施することは不可能です。
加えて、請求と支払の相殺、入金消込も自動化することで、経理関係のオペレーション工数の削減に至っています。

3) 150万人を超える会員、1,500万件を超える伝票データをクイックに処理
各データの検索スピート、バッチ処理の処理時間が大きく改善し、新旧比較で十分の一以下になった機能もあります。今後も継続的にチューニングを加えていく想定です。

JBR様から一言

経営企画部長 竹内プロジェクトマネージャー、執行役員業務本部長 浦山様、アライアンス課長 神原様、情報システム課長 齋藤様からお話をうかがうことができました。

➤依頼前に抱えていたお悩み・課題について教えてください

当社はお客様のお困りごとを解決するため、各種サービスを開発していきます。しかしお客様のニーズに合わせて次々と現れるサービス種類別の業務がばらばらで、ばらばらの業務を最適化するために旧システムをカスタマイズしてきた経緯があるため、機能が雪だるま式に増えていきました。
また一般消費者をお客様としているため、データは累積し、かつ旧システムの老朽化のため、システムのレスポンスが非常によくありませんでした。一例として、1回のオンライン処理で数時間かかるような処理があり、業務速度を落としていました。

➤どのような点に着目してシステムを選定しましたか?そしてCSOneを採用した決定打は何でしたか?

改めてカスタムメイドのシステムを構築する案もありましたが、前述の経緯があるため、あえて、パッケージの既製服に業務を適合させるというパッケージアプローチを取ることとしました。
当社の業務に完全にフィットするパッケージはありませんでしたが、顧客管理(CRM)に加え売上処理、請求書、入金消込処理といったERP機能を備えたCSOneが、当社の求める姿に最も近いパッケージであると判断しました。
CSOneは標準機能の中に、項目定義やテーブル定義を容易に設定できるエンジンを持っているので、パッケージに存在しない業務機能であっても比較的容易に追加していけるという判断もありました。

またシステムそのものだけでなく、会社としてのプロジェクト遂行力も重要な要素です。そのため、既にCSOneを導入されていた企業様を訪問し、導入プロジェクトの実行力を確認しました。その中で聞けたのは、シーエスワンには、システム導入の方法論を備え、十分な実績のある導入担当者が在籍し、プロジェクト途中で発生する様々な課題を柔軟に対応し、高いコミットメントでプロジェクトをリリースに導いたということでした。
結果的に、見事に当社新基幹システムを本稼働させたことが、シーエスワン社のプロジェクト遂行力を物語っていると思います。実は本プロジェクトは2016年から検討を進めており、いくつかのベンダー様に構築の依頼をしてきましたが、なかなかゴールに辿り着けませんでした。2019年後半にシーエスワン社が参画し、21年10月、ようやくゴールに到達できたわけですが、進め方やアプローチは様々あるものの、やはりやり切ったという事実が一番重要なことと考えます。

➤実際に導入してみて、業務はどのように変わりましたか?どういう点を気に入っていますか?

本稼働後、初月はいろいろなトラブルがあったが、柔軟に対応、夜遅くまで作業いただいて、解決に導いてくれました。正直、初月は締まらないのではと危惧もしていましたが、なんとかスケジュール通りに締めることができ、安心しています。
一部問題は残っているものの、システムのレスポンスはかなり改善し、検索スピードなどもかなり向上していると感じています。
今後も当社はいろいろなサービスを開発し、会員数も増えていくので、臨機応変に対応いただきたいと思っています。

※左から順に、
管理本部 管理部 情報システム課 課長 齋藤 雄成様
業務本部 執行役員業務本部長  浦山 久美子様
経営戦略本部 経営企画部 部長 竹内 達哉様
営業本部 第2営業部 アライアンス課 課長 神原 翔太様