導入事例

株式会社ダイフク 様


株式会社ダイフク(https://www.daifuku.com/jp/)は1937年の創業以来、工場や倉庫等さまざまな分野で、保管、搬送、仕分け・ピッキング、情報システムといったマテハン機器・ソリューションを提供する企業様です。コンサルティングからアフターサービスまで一貫したサポート体制を構築し、設備納入後の安定稼働のため、24時間体制のサポートセンターや予防保全サービスなど、メンテナンスの面でも多彩なサービスを提供しています。
代表的なソリューションとして、例えば自動車の完成車メーカー工場で、生産ラインの工程間を移動させる搬送システム、商品の入出荷管理、在庫管理を行う自動倉庫があります。最近では通販取引・Eコマースが拡大していることもあり、通販業者の自動倉庫の需要が増えています。自動車、半導体、食品、通販、空港等の幅広い顧客層を全世界に抱え、マテハン世界シェアは常にナンバー1,2を争っています。

海外パーツ受発注における見積~受発注~輸出までの業務を標準化

CSOneをご活用いただいているクリーンルーム事業部(旧eFA事業部)では、スマートフォンやタブレット端末などの製品に不可欠な半導体や液晶パネルの工場向けに、クリーンルーム用搬送・保管システムを提供しており、日本はもとより、北米、韓国、中国、台湾などの海外顧客向けに、数多くの納入実績を誇ります。

海外現地法人からサービスパーツ注文を受け、日本のパーツセンターにて生産・調達手配し、供給します。従前より、言語の異なる海外現地法人から、電話・メール・FAX等で見積依頼や注文を受け、同様に生産工場やサプライヤーと電話・メール・FAX等で連携して納期や仕様を調整し、手配を行う業務でした。更に、海外顧客が多いため、出荷に当っての各種輸出ドキュメントの準備にも多くの労力を要します。
数多くのプレイヤーと連携を取りながらの業務であるため、プロセスの統一と情報連携の効率化が課題となっていました。
こうしたパーツ供給に関する課題を解消するため、一連の業務を補助するシステムとして、CSOneを活用することとなりました。

  1. 海外現地法人からの見積依頼
  2. 生産工場やサプライヤーと仕様の共有、価格・納期の調整
  3. 海外現地法人への見積回答
  4. 海外現地法人からの注文
  5. 生産工場、サプライヤーへの注文
  6. 輸出ドキュメント(インボイス等)の準備

見積スピードUP・見積業務負荷の軽減

顧客に納入するマテハン機器は、顧客のニーズによって仕様が異なることが多く、注文を受けるパーツやユニットの図面はほぼ一品ごとに異なるため、仕様を正確に受け取り、生産工場やサプライヤーに正確に伝える業務に、多くの労力を要していました。

1) 部品表の活用
ユニット毎の部品表と品番情報を事前にCSOneに登録しておき、海外現地法人から見積依頼を受ける際に、ユニット選択すると部品構成が展開される仕組みとしました。ケーブル加工図のような特注仕様品の詳細スペック情報や、生産中止品の情報等を可視化することで、見積スピードUP・見積業務負荷の効率化を実現しました。

2) 図面加工ツール
従前業務では、一品ごとに異なるパーツやユニットに関する要求仕様を図面に書き出し、生産工場やサプライヤーに伝達するのに、膨大な労力がかかっていました。
そこで、図面加工ツールを導入し、CSOneに入力された要求仕様情報を、図面に描写する仕組みをアドオンで構築。pdfの図面情報に、事前に定義したテンプレートに基づいて要求仕様のテキスト情報を転記する仕組みとし、大きく労力を削減することに成功しました。


<図面加工ツールのイメージ>

多言語対応

パーツ受発注のやり取りをする海外現地法人は、複数の国にあります。日本語・英語はもとより中国語、韓国語といった言語でやり取りができるシステムである必要があります。
CSOneは標準機能として、マルチランゲージのシステムなので、複数言語で会話するダイフク様のご担当者が、共通基盤上で情報共有することが可能となりました。

今後の展開

サービスパーツ受発注業務の効率化は一段落したので、次の取り組みとして、パーツの適正在庫を算出する仕組みの構築にも動いています。ダイフク様のサービスご担当者と当社コンサルタントにて過去データの分析等を行い、需要変動の激しい半導体業界における、適正なパーツ在庫水準を導き出す取り組みです。
またパーツ管理とは別に、海外・国内のサービス実績を分析に活用する取り組みや、オーバーホール提案(保全計画)の取り組みも開始しています。